「作家の麻生千晶」というパブリックドメイン

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的確なメディア批評で知られる作家の麻生千晶さんは、PJニュースをこう論評する。

 「彼らにすれば、自分たちなりのフィルターを通して公表していると言うのでしょうが、縁側でブツブツと小言を言うおじいさんと同じレベルで、無名で力のない人が、好き勝手な話を裏メディアで公表しているだけ。一応は歴史や見識に基づいたフィルターを通し公表される既存のメディアとは全く違います」

 続けて、「堀江社長は全て自己中心で、全てを欲しがる4、5歳の子供と一緒。この期に及んで、そんなことをやっているとは、自分を客観視する大人の想像力や洞察力に欠けている。結局、あまり頭のいい人ではなかったということでしょう」と結論づけている。

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作家の麻生千晶氏は、「彼女はどこが新進で、どこが芸術家なのでしょうか。未来の才能を見いだそうというよりは、よく知られた人を選んでおこうという国側の安易な姿勢を感じます」と批判する。

この二つの記事で「作家の麻生千晶」なるものをはじめて知ったのだけど、いまいち調べてみても素性がわからなかった。わかったのは夕刊紙が何かの悪口を書くときにコメントを引用する批評家だということ。記者が自分の意見をいっただけでは“小言を言うおじいさん”でしかないから「作家がこういっている」という権威付けのためにうまく利用しているみたい。そもそも「作家」ということになっているけど、作家っていい加減な言葉なのになぜか権威に感じさせる響きを持つ。

どうも「作家の麻生千晶」というのは実在しなく「映画監督のアラン・スミシー」みたいな存在で、夕刊紙が何かの悪口を書くときの勝手に使用してもいいパブリックドメインなのではないかという気がする。
これについて作家の麻生千晶は、「麻生千晶という人物は発言に主体性がなく、あまりおもしろみのある批評家とは思えません。洞察力は皆無だし、一般人の感想を超える見識などかけらもないところから、あまり頭のいい人ではないとしかいいようがありません」と自らを批判する。

みたいに使えばいいのかな? そんなことすでに常識だったらすみません。


逆リンク!http://d.hatena.ne.jp/takopons/20060122

シャレで書いたつもりがほんとにそうみたい!!!!




http://news.google.co.jp/news?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLG,GGLG:2005-42,GGLG:ja&q=%E9%BA%BB%E7%94%9F%E5%8D%83%E6%99%B6&sa=N&tab=wn

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