全裸SEX教団ザインの元ネタ探し

昨日の18時台のニュースで全裸SEX教団ザインの話をやってた。多分、トンデモ本とかの読者にとってはいまさらって感じなんだろうけど。

オウム真理強は、東洋神秘主義と終末思想とサブカルチャーの混合っていう、そのわかりやすさが特徴でそれが人気の秘訣だったと思うんだけど、ザインは複雑。何が中心的な教義、思想なのかが見えない。強いていえば電波系全般。これにはまることができるのは相当に勉強した電波エリートだけだと思った。

これまでの活動記録なんかを見ると、ムー大陸アトランティスディオニソス、竜宮、朱雀、いろんな神さまの名前やらが一貫性なく横行しているみたいだけど多分教義との関連は薄くセクシャルな妄想から結びついたものと推理。

古代帝國軍、イリュミナートX軍団員、伯魔壬旭軍帥、帝國0(ザイナスティア)、銀河皇朝軍をとかいうの用語はすべてオリジナルなのかな。中世趣味も入ってるけどかなり疎い部分なのでパス。

あと、これがザイン帝国のサイト。
http://www.zyne.jp/index.html
プロフィールなどから主なパートをざっと抜き出してみるとこんな感じ。
「二千年期のあるべき姿を求めて思索」、「1986年ハレー彗星の地球最接近によって惹起された悪魔戦争」、「天の意志を地に降ろす地上部隊として銀河皇朝軍(現「Z帝國」の前身)を創設」とかいいつつ、最大の敵は「中共中国共産党)」とのことで笑いを誘う。
“軍帥(軍師ではない)”こと教団の代表の著書のタイトルはこんな。

初期の頃はフリーメーソン陰謀史観にご執心だったという話もあるから、あらゆる電波系の基本を通過している感じ。調べればきっとUFOを信仰してた時期もあるはず。教団本部は中野ブロードウェイの4階にあるんじゃないのか?

主な教義というか教団の使命は、“文民統制が諸悪の元で自分たちは軍事独裁を目指す”とかなんとか。
この写真なんかは軍服&日本刀で昭和初期の国家主義者のイメージ。北一輝とか日蓮主義が混じっててもおかしくない。


教団グッズのお店は『ZION(シオン)』(http://www.zyne.co.jp/index2.html)だし、ガンダムも混じってるかも。

グラサンはクワトロ・バジーナ若い女性幹部を両脇に並べてソファーにふんぞり返ってテレビのインタビュー受けてたけど、あの女性たちはレコアとエマの見立てかもしれない。もしくは風貌はデギン公、演説はギレンのものを意識してるなんて憶測もできそう。




トンデモ本の世界 (宝島社文庫)

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