過小評価系アーティスト・スタイリスティックス

『音楽中心日記』さんのとこで知ったHMVのサイトの『過小評価されているアーティスト』カウントダウン。
≫過小評価されているアーティスト
おもしろい企画。というか、売れたけど評価が低いアーティストっていうのはディスコ系が大量にランクインするんじゃないかなあ? さっそく最新の22位にはスタイリスティックスが入ってる。大納得。骨太感ゼロだし、ディスコで売れ線に走ったといわれるし、大げさでロマンティックだし……。スタイリスティックス登場

渋好みが多いソウル好きからは弦や管&ファルセットボイスという終始アッパーというかいきっ放しのフィリーソウルってのはあまり好かれない。
一方では、クラブシーンからのディスコ、ダンクラ再評価期というのがあってサルソウルPIRのレコードに注目が集まって、電気GROOVEがシルベッティをサンプリングしたりしたりしたけど、スタイリスティックスのディスコ期は完全に無視されていた。
フリー・ソウル : クラシック・オブ・サルソウル

タランティーノデルフォニックスを使ったけどスタイリスティックスは使わなかった。
 

ヴァン・マッコイと組んだ『キャント・ギヴ・ユー・エニシング(愛がすべて)』→『ハッスル』(ヴァン・マッコイ&スタイリスティックス・オーケストラ)というのは、どっちも“黒いフィル・スペクター”の異名をとるヴァン・マッコイが手掛けていて、並べて聞くと双子みたいな曲。もちろん僕はどちらも好き。

70’s ディスコ・ヒット

70’s ディスコ・ヒット

↑このコンピに両曲が並んで収録されているし、スタンダード揃いなのでディスコ初心者にオススメ。

あと映画『8人の女たち』の中でファニー・アルダンが『キャント・ギヴ・ユー・エニシング』をフランス語で唄っていてサントラにも収録されている。こちらもなかなかよい。