『長く孤独な誘拐』(月曜ミステリー劇場、脚本・久松真一、監督・長谷川康、原作・貫井徳郎)。

着想=★★★★
脚本=★★★
演出★★★★

(あらすじ)息子を誘拐された両親の元にかかってきた誘拐犯からの要求は、別の子供を誘拐しろというもの。誘拐後には「その子供を殺せ」と要求する。
(みどころ)このシチュエーションで考えられる一番の演技の場面は、子供を殺せといわれてそれを拒むシーンではなく、誘拐を実行するシーン。そこをきっちり描いているがポイント高し。
(その他)犯行には複数の携帯電話を用意し、一度使ったものは電源を切って捨てる。これが一番有効だと、非通知でかかってきた電話の番号を表示させるツールをつくったハッカーが教えてくれた。現代では一般回線の逆探知は着信と同時にできるらしい。

  • 本来の放映は去年の7月だったが、長崎の男児誘拐殺人事件のあおりで延期。ようやく放映がかなったようだ。