ブログ・サービス各社は優秀な書き手を囲い込まなくていいのか？
『★てれびまにあ』（id:tetsuto）がはてなダイアリーの更新をストップして*1、ライブドア（http://tvmania.livedoor.biz）へ移転して2週間くらい。はやくもライブドアブログのランキングで10番台につけている。
http://portal.blog.livedoor.com/ranking.html
移転後早々から10000を越えるユニークアクセスを記録している（ライブドアのポイントはほぼ1日のユニークアクセスと変わらないはず）ということは、はてなにいた頃はさらにアクセスがあったのではないだろうか？
はてなダイアリーの有名日記とライブドアブログのランキング上位とでは、アクセス数にどのくらい差があるのかというのは少し前から気にはなっていたんだけど、これを機に少し考えてみる。
被アンテナ数上位の『おれパパ』とか『セミビキニ』は更新が不定期なせいもあるけど、readme!で見る限りでは一日訪問数のアベレージが1500〜2500くらい（readme!はユニーク数を算出）*2。愛蔵太（lovelovedog）さん、織田（toronei）さんなんかはもう少し上の2500〜3500くらいといった感じ。
この辺りは被アンテナランク上位としておなじみのid。
http://d.hatena.ne.jp/smoking186/20050122#rd_72_1
一方、被アンテナランキングに入ってないところでは『海外芸能人最新情報 Celebrity-news』なんかは常に3000くらいのアクセスがある。readmeからとれる情報はコレくらいか。
ちなみにライブドアブログのランキングの相場で言えば、2000のユニークアクセスがないと上位100番には入れない。50番以上だと4000は必要。ちょっと見渡した限り、はてなのアクセス上位に位置するであろう『海外芸能人〜』でも50番には入れないということになる。わりと騒がれずに『★てれびまにあ』は移転したわけだけど、実はアクセスナンバーワン日記の移籍劇だった可能性は高い（あ、一番は町山さんかな?）。
この『★てれびまにあ』の移転以外にも、『ザイーガ』、『インサイター』と有名どころが相次いでライブドアに流入している。
ネットサービスは収穫逓増とか言って富める1社がある時点を機にさらに富むという傾向がある（ヤフオク、楽天市場、Amazonみたいに）わけだけど、今一番そのポジションに近いのがライブドア。少なくとも書き手に関してはそういう流れは止まらない。ついでにこんな調査も。
◆「注目されやすい記事を書いているユーザーはどのブログサービスにいるか」
このデータはわかりづらいけどデータ作成者の結論は「livedoor Blog、はてな、ちゃぶろが３強」とのこと。ここではシェアのわりにはてなは健闘しているという結果。でもシェアは相対的に明らかに落ちてる。
【関連】◆「ブログサービス アクティブ数ランキング（H17.1.18現在）」
そろそろ何がいいたいのかわからなくなってきたけど、ライブドア以外のホスティングサービス各社は、サービスの提供だけに力を注ぐのではなく、優秀な書き手の確保という努力もした方がいいんじゃないかという話だ。
いま、優秀な書き手（超高校級で清原以来の大物）がひとりブログへの移行を宣言している。まだブログを始めてない大物はテキストサイト界にはまだ残っているだろう。ホスティング・サービス各社は栄養費持参で挨拶にいった方がいいんじゃない? ちなみにこの「ポスト清原＝最後の大物」はこう発言してる。
４月にブログ化すると宣言しているわけですが、「うちのブログを使ってください」と言ってくる殊勝なブログサービスは無いのだろうか。
今なら新庄の日ハム入りと同じく先着順で行きますよ。新庄というよりアンジョンファンかも知れないが。
『スーパーリスナークラブ』（2月19日の「ロードオブブログ」参照）*3
僕はこの4月1日の結果如何で今後のブログ業界の行く末が左右すると思うね。もう空白の一日とか、小林との電撃トレードとか、ゴルゴ13の派遣とか、後出しジャンケンとか、ありとあらゆる大人の交渉手段を駆使して取り合いをしてもらいたい。
