レコ大といえばいまだに思い出すのが『雨の慕情』

レコード大賞に関する記憶といえば、昔は紅白にも劣らない年の瀬の風物詩のひとつだった。『北の国から』で、テレビのない生活をしている純と蛍が大晦日レコード大賞が見たいんだけど、恥ずかしくて言い出せないというエピソードがあった。その年の大賞は『雨の慕情』で、正吉が「雨雨降れ降れ」っていう掌を上に向ける振り付けの真似をして純に「おまえ知らないのか?」と、すると純は「知ってるぜ」って真似するんだけど「雨雨降れ降れ母さんが」になってしまう。考えてみれば『北の国から』はフジテレビで“レコ大”はTBSだからね。
あと、『魅せられて』(`79)、『雨の慕情』(`80)、『ルビの指輪』(`81)、『北酒場』(`82)『矢切の渡し』(`83)と大人の歌が続いているんだけど、この当時の小学生は演歌だから嫌うということはなくて普通に受け入れてた。別に買いはしなかったけど。僕も『氷雨』とか好きだったし。