IBMがPC市場に参入したころの広告とか……

IBMがパーソナル・コンピューターの市場に参入したのは1981年*1。当時はすでにアップル、コモドールなどがこの市場を席巻しており、IBMの参入は確かに脅威ではあったがあくまでも“後発”に過ぎなかった。多分下の写真が当時のIBMの広告。

広告といえば今も昔も得意中の得意とするアップルも、IBM参入を受けて『ウォール・ストリート・ジャーナル』に広告を打つ。歴史的に有名なその広告はこちら。

例によって第二外国語エスペラント語を選んだ僕は英語はさっぱりなので訳すことはできないんだけど、

ようこそIBM
 コンピューターが35年前に発明されて以来、最もエキサイティングで重要な市場への参入を歓迎するぜ。あと、初のパーソナルコンピュータ完成おめっとさん〜以下略

みたいな挑発的な内容。ちなみに上の広告をパロった記事がこちら。
Welcome Lenovo. Seriously.
例によってまったく読めません。^^;
結局今となってはIBM-PC(もしくはAT互換機)なんて言葉は誰も使わずウィンドウズマシンなんて呼ぶように、MSがひとり勝ち。アップルもiPod屋さんに鞍替えした。まあIBM全体にとってPC事業なんて小さなものだろうけど。
僕はThinkPadユーザとして少し思い入れはある。ThinkPadは実は日本発のプロダクト。その詳しい経緯は『ヒット商品の舞台裏』をどうぞ。ThinkPadだけでなく、『VAIO505』や『CASIO QV-10』など歴史に残るデジタル系プロダクトの開発ルポが載ってます。

*1:ちなみに翌年の“マン・オブ・ジ・イヤー”選出されてます。http://d.hatena.ne.jp/gotanda6/20041006#life