第4話『天敵 NATURAL ENEMY』(脚本:藤咲淳一)

AIを搭載した対戦車ヘリのパイロットが実弾演習中に死亡。しかし、その電脳だけが生き残り、命令に反し難民居住地区へと逃亡。各地の基地からAI搭載型のヘリが遠隔操作で集結。難民居住地区上空は無人で給油を繰り返すヘリたちの群であふれる。この事態*1を受け、9課は内閣調査庁より解決を依頼される。パイロットの志望にはなんらかの心臓薬が絡んでいるらしい。普通のゴーストハックなどでなく、別の手段で計画されたテロなのか・・・という今後の事件への発展を期待させる内容。テレビの中継をハッキングする“笑い男事件”冒頭に比べるとインパクトはいまいちだけど、今後の展開に期待。

はてなのなかには、ちゃんと2nd GIGの解説、批評を書いている人はいないのかなあ? 攻殻機動隊SACは戦後事件史やサリンジャーといったモチーフが細かく散りばめられていて、見ごたえがあったんだけど、2ndは2話目(『飽食の僕 NIGHIT CRUISE』)の『タクシードライバー』など、大ネタばかりな気がする。まあ、これからですね。

*1:この話のモチーフのひとつはスティーブン・キングの短編。無人のトラックたちが田舎の給油所に集結し叛乱をおこす・・・という話があったがタイトル失念