『なつのひかり』(山元直子・脚本)

2月14日放映分、日本テレビシナリオ登竜門2003大賞受賞作をようやく鑑賞。簡単に要約すると、
いつも前向きな少女が、父の自殺で傷つきショックから声を失ってしまう。だが、自分勝手ながら仕事を誇りに生きている周囲の人間たちの姿を見て、前向な自分を取り戻しちょっぴり成長するという物語。
主演の相武紗季はまあ悪くないのだと思う。かつてなら薬師丸ひろ子富田靖子があたりが・・・なんて考えてしまうが、いまどきなら国仲涼子とか池脇千鶴なのかな・・・・なんておっさんくさい発言なのか?
とにかく女のコの青春ものには、黄金律がある。

  • ルール1 主人公は“その他大勢とは違った自分”の持ち主で、無駄に前向きで、無駄に落ち込みやすく、自分しか見えていないタイプであるべし。まあ不思議少女。
  • ルール2 恋愛にはひと一倍興味があるが、潔癖でなくてはならない。特定の相手と成就はせず、ボーイフレンドは振り回すための相手、憧れのに人は自分より素敵な相手がすでにいるのが通常。例外として成就していい相手は、中年の冴えない探偵や、タイムトラベラーなど・・・。
  • ルール3 主人公の抱えた問題はすべては解決されない。id:narkoさんの日記id:narko:20040110から引用させてもらうと「とりあえず私は元気です」が基本。

この黄金律を元に「なつのひかり」を見ると、ルール2違反。以上。