ハードな刑事ものの新番組

冒頭10分で立ち回りの末、バスジャック犯を逮捕。逮捕したのは主人公の4人の刑事(男2、女2)。ここまでに各自の個性を説明(現場を仕切りたがる女に、それがおもしろくない男など・・・)。
解決後、犯人の体内から謎の金属が発見。彼らのボス、クルーガー主任は、バスジャック犯は運び屋に過ぎず、事件の背後にはなんらかの巨大組織が隠れていると推理。国際犯罪の専門家であるクルーガー(モチーフはジョン・ガードナーの小説の主人公、ハービー・クルーガー?)は、事件背後のきなくさい気配を察し、他署より腕利きの刑事を呼び戻す。つまりこの腕利きの刑事が本当の主人公、後半になっての登場。が、ここではまだ前の4人とは合流しない。
謎の金属の正体を探るため、聞き込みをかける4人の刑事。その正体を知る人物に辿りつくが、その人物が目の前で狙撃。
狙撃犯を追いかける4人。舞台は倉庫へ。そこで4人は狙撃犯の仲間に囲まれてしまう。ここで赴任したばかりの主人公が登場。主人公はジョン・ウー風二丁拳銃&ワイヤーアクションを駆使して、犯人グループを片付け、狙撃犯を撃ち殺す。その背後関係を追及することが目的だった4人は、強引な主人公を責める。そして、話は犯罪組織の影を匂わせてつつ次回へと続く。
たまたま観た『特捜戦隊デカレンジャー』のあらすじ。犯人たちは宇宙から来た怪物だし、ボスのクルーガーは犬(アヌビス星人*1)。いわゆるゴレンジャーの血を引く戦隊モノ。この手の子供番組でも脚本家は刑事ドラマや映画などからモチーフを引っ張ってくる。このモチーフ探しは楽しいし勉強にもなる。今後もチェックしていきたいと思う。刑事ドラマとして
ちなみに、黄色と黒のツートンの衣装でデカイエローを演じる木下あゆ美さんは『キル・ビル』を意識しているみたい(http://www.tv-asahi.co.jp/dekaren/special/index.html)。

*1:アヌビスってのはエジプトの死者の案内人と呼ばれる犬(ジャッカル?)の顔した神様