『図説 切り裂きジャック』

図説 切り裂きジャック (ふくろうの本)
以前立ち読みして気になっていた本を購入。『図説 切り裂きジャック』仁賀克雄・著(河出書房)。図説というくらいだから、当時の資料、イラスト、新聞紙面が掲載されているのはまあ当然。でも良くそろえたものと感心せざるを得ない。権利関係はクリアになってるのだろうか? ちゃんとやってるとしたら大変だろう。同じ本を作る立場として同情する。
あと、事件の詳細がかかれているのは当然なんだけど、当時のロンドンの置かれていた状況の解説から、類似事件の検証、事件をモチーフにした小説、映画の紹介など、切り裂きジャックにまつわる文化史になっているのが素晴らしい。
東京ゴッドファーザーズ・エンジェルブック
ブック1STの下のカフェでカフェオレを飲んでいたら、隣の席のお兄ちゃんが、自分が一部関与した(インタビュー原稿)本を読み始めて驚いた。今敏の『東京ゴッドファーザーズ』の宝島から出た本。自分のところはともかく、これも本としていい本。そうていもちっちゃくってかわいいし。