プロレス・格闘技界の2007年を予想する

格闘技2興行、プロレス2興行見た感想ですが、プロレスが徐々に復活し、格闘技が落ちていくという傾向が見える気がする。
PRIDEは相変わらずおもしろいんだけど、このクオリティを地上波なしで、今後維持して行くのはまず無理。PPVでの収益も地上波の放映権に匹敵する額に登っているようだけど、地上波での煽りがなくなればじきに落ちていくのは必至。すでにミルコ離脱やスーパーヘビー級設立など、崩壊の兆しも見え始めている。Dynamite!!はどうでもいい。
一方、ずっと苦杯をなめてきたプロレスだけど、マッスルやインディーサミットを見る限りでは、おもしろいし、会場は沸いているし、チケットもどちらも完売だし、明らかに勢いがある。なによりファンの世代交代ができている。いま、痛いプヲタを見ようと思ったら新日本の1.4東京ドームとかにいかなくてはならない。
集客という点でみても、一部のインディーと一部のメジャーはここ1年で逆転しつつある。新日本が後楽園ホールで試合をやるよりもDDTの方が客入りがいいというのが現状。でもプロレス雑誌の誌面だけ見ている限り、それは伝わらない。その辺のずれがファンと専門誌の間にできてきたように思う。サムライTVとかを見ている人なら、その辺のずれが理解できるはず。
「もうインディーサミットは打ち止め、次はプロレスサミットだ」というのは大晦日TAKAみちのくの言葉だけど、これは別に強がりではなく、結構冷静な現状認識なんじゃないか。