難病を巡って編集合戦

Invitation (インビテーション) 2006年 09月号 [雑誌]『INVITATION』誌9月号の『真実一郎のタイアップ資本論』ではじめて知ったんだけど、YUIという歌手のプロモーションとして作られた『タイヨウのうた』という映画がある。
これは「不治の病に苛まれた彼女が、音楽活動を続ける中で同世代の男子と恋に落ちる」という、難病ものらしいんだけど、その難病を巡ってWikipediaのページが編集合戦になっている。

Wikipedia::タイヨウのうた

件の難病は“色素性乾皮症”といって、ひとことでいえば「日の光に当たれない病」なんだけど、映画におけるこの病気の知識に誤解が多いことが編集合戦の原因。

やはり難病エクスプロイテーションとして有名な『DeepLove』でもエイズの潜伏期間や発症までの時期が滅茶苦茶だと叩かれていたっけ。

“難病エクスプロイテーション”って今思いついたんだけど、わるくない言葉だね。ググったけどまだ誰も使っていないようだ。

で、この“YUI”って歌手、『タイアップ資本論』の著者・真実一郎氏の表現によると「デトックスしたアヴリル・ラヴィ―ン」とのことだけど、写真写りによってはデトックスし切れていない風でもある。タイアップ資本論のアーティストの説明は表現が面白い。例えばアンジェラ・アキだったら“夜明けの女教師”ってな具合。

それにしても、“福岡出身→ソニーミュージック”っていう経路を辿っているシンガーソングライターって川嶋あいじゃないか。この“川嶋あい路線”を生み出しているミスターXみたいなのがいるのか。