タイアップキャンペーンだった『有楽町で逢いましょう』

CMソングではないんだけど、フランク永井の『有楽町で逢いましょう』がタイアップキャンペーンから生まれたヒット曲だったという話。
1957年、そごうが東京進出に当たってメディアを絡ませたタイアップキャンペーンを企画する。そのとき提携したのは大映・平凡・ビクターの三社で、キャッチフレーズは“有楽町で逢いましょう”。同名のテレビの音楽番組をスポンサードし、雑誌平凡では同名の小説が連載。フランク永井が同名の歌を唄い、翌年には大映から同名の映画も公開。
そごうのキャンペーンというだけでなく有楽町という街のブランディングという意味合いもあったのだろう。
で、無事にこのキャンペーンは成功し、そごうも大入り、曲は超大ヒット。ただ、順番を見るとそごうオープンが5月で、曲の発売が11月だったみたい。ふつう考えるキャンペーンとは順番が逆。そごうが人気になって、その効果で歌が売れたのかもしれない。

ミート・ザ・メモリー 「有楽町で逢いましょう」

ミート・ザ・メモリー 「有楽町で逢いましょう」

【参考資料】
http://www.ringohouse.com/dramafiles/03.uraku.html