死亡記事のみのブログ

でおなじみだったデッドマンは一旦終了していたんだけど、今年また再開され『訃報系ブログ deadman 2』となって絶賛更新中。
やっぱり一年を振り返るので一番おもしろいのはその年に死んだ人たちの一覧を眺めること。いや、おもしろいというのは誤解を受けるか。
よく、死んでから勲章とか国民栄誉賞とかが与えられると、生きてるうちに評価してやれよって批判されるけど、人の栄光の時期って限られていて、死ぬ直前までばりばり前線ってのは極少数。大抵は世間に忘れられてから死ぬ。生きているうちに再評価されるのってよっぽどの人だけ。だから死んでからもう一度評価してあげることってとても大事だと思う。僕は死んで人しかもう評価しないことにしよう。たしかノルウェーの森に出てきた永沢先輩もそんなことを言っていたはず。

僕は誰が死んでて、誰が死んでいないという情報にものすごく疎くて、例えば雑誌でインタビューの候補者を探してるときに「○○さんどーかな?」なんて提案すると大抵、「あ、○○さんならすでに故人ですよ」なんてことが多々ある。
それに5年以上前に死んでいる人の死亡記事なんてグーグル検索でも出てこなかったりするし。

で、上記の『deadman 2』飛んでみてもらうとわかるんだけど、最新の10件の見出しがトップに並んでいて、それがメインのインデックスになっている。最新エントリーは一応トップにぶら下がっているだけ。

ブログは時間軸に左右され過ぎるだったか、最新エントリの比重が高過ぎるという意見をどこかで読んだけど、そういう視点から眺めるとdeadman2のUIは目新しいかも。インデックスとエントリなくして検索窓だけというインターフェイスにしてもおもしろいと思う。もうブログじゃなくなる。死人検索エンジン

爆笑問題の死のサイズ―新聞の死亡記事で読み解く、20世紀人物列伝

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