炎上したソニーのブログの件

ソニーの新しいウォークマンの発売とともにスタートした『ウォークマン体験日記』のコメント欄があれて、オープン3日で閉鎖されたらしい。
http://www.so-net.ne.jp/blog/walkmandiary/

僕は稼動していたのをみていなかったんだけど、どうも素人がウォークマンを使ってみてそれをレポートするという形式で運営されていたモノで、それがどうも嘘臭いぞということになり、コメントスクラムにあったらしい。


【ネタ元】
1.ここはソニーウオッチサイト(A max of a shallow Part2 comming soon)

新しいウォークマンのレビューを個人ブログでやってもらおうとしたんですな
で4人集められたんだけども、みんながみんな嘘くさい、プロ臭い
書いてることも嘘くさい
で、ピンキーって人がボロを出してあえなく沈没
新しいウォークマンが発売されて三日で終わりました

2.sonyの販促ブログ(Daze and Confused)

素人っぽくとっていますが、影の出方を見てもらえれば、分かると思いますが、影が二つ有りますので、最低2つのタングステンランプを使用しています。なんでタングステンかと言うと、影の質です。フラッシュだと直当てだと影がきつくなります。壁とか、レフ等にバウンスさせると、もっと柔らかい陰影になります。ちなみに、影の質だけでは無くタングステンとフラッシュは色音戸が絶対的に違うので、画質の感じが明らかに違います。色的には、3200Kのタングステンライトそのものです。

で、彼女のコメントが又笑ってしまいます。会社でひっそり撮影しましただって、どこの会社にタングステンランプとそのスタンドを持ち込んで、ひっそり撮影する人が居るんでしょうか?
写真的には、全部プロが撮ってますよ。ただし素人っぽくだけど、要所要所はプロ的にね。


3.グーグルのキャッシュ
http://www.google.com/search?client=safari&rls=ja-jp&q=walkmandiary+pinky&ie=UTF-8&oe=UTF-8

http://66.102.7.104/search?q=cache:70vld_ZjT8cJ:hobby8.2ch.net/test/read.cgi/sony/1132484440+walkmandiary+pinky&hl=ja&lr=lang_ja&client=safari

802 :It's@名無しさん :2005/11/21(月) 14:03:27
ウォークマン体験日記のブログは他にも不思議な事が多いんよな。
ウォークマンをあしらったスキンがso-netの一般的なブログには無かったり。
中村とpinkyの写真のバックが同じで、同じところで撮影されていたり。
しかも画角が同じなので、同じカメラマンが撮っている可能性が高かったり…

819 :It's@名無しさん :2005/11/21(月) 14:20:39
>>807,808
ありがと。いや,よほどの事がない限り、書き込む気はないから心配しないでください。

中村の箱の写真はたしかにpinkyおばさんと同じ机だね。彼女は会社の机だと言ってたけど。

823 :It's@名無しさん :2005/11/21(月) 14:22:23
まぁ宣伝企画として破綻してて、なるようになっちまってるってことなのでは。
blogベースのバズマーケティングはうまくいかないという教訓、海外では何度も
繰り返されてると思うんだが。

・一般募集されたモニターのように紹介されているけど、内訳にプロのITライターが最低2名
・permanentlink・他blogのコメント・トラバから来た人には宣伝企画であることが見えにくい
・広告企画でありながら他社製品の批判などが含まれている(「広告」と「個人の感想」のダブスタ

ネットコミュニティがこういう欺瞞に牙をむきがちなのはわかってるだろうに。

ブログを使ったペイドパブとかタイアップっていうのは、今後一番伸びて行く分野だって言われているのに、これではリスクばかりが喧伝されるようになるね。

世界はもうペイドパブとタイアップで溢れていて、どんどん巧妙化しているというエントリを書いたのに、こんな嘘がすぐばれるようなブログを作るとはまったく背中が煤けてる。
参照>>巧妙化するペイド・パブの手法とPRIDEの瀧本誠

想像するまでもないけど、代理店なり編プロなりが、紙の記事広告を作るのと同じのりでブログに手を出したんだろう。成功しているビジネスブログは、そんなユーザーを騙すようなマインドでつくってない。
これからウェブ広告が主流になってくると、これまで紙で仕事をしていた人間たちがたくさんなだれこんでくる。そこで、紙の時のままの意識でウェブに触れると今回のように痛い目に会うケースが増えるんじゃないかな。
でも、今雑誌の世界はペイドパブ抜きでは生きていけない時代になってる。なんか雑誌を読んでる層とネットしか見てない層ってのが極端に分かれてるんだろうなあ。
下流社会』でも、「下流」は雑誌を買わずにネットをやっていて、「上流」はファッション雑誌を読んであまりネットをしない、って言っていた。でも、こっち(下流ね)から見ると、『LEON』と『NIKITA』とかの読者っていうのは、ほぼ全ページがペイドパブ(つまり広告)だってことに気付かない“財布は上流、頭は下流”という新しい階層に見えなくもない。
あ、一度その辺をdisって見たかっただけですけど。

下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)

下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)

ビジネス・ブログ・ブック

ビジネス・ブログ・ブック