『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』とアポロ計画

DICE-K.com上のウェブ連載『宇宙とポップミュージックの年代記』の第二回がアップされました。
≫vol.02『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』とアポロ計画
http://dice-k.com/archives/2005/08/_vol02_1.html
ちなみに第一回はコチラ。
≫vol.01ジョー・ミークと衛星中継の時代

2回目のテーマはスタンダード・ナンバー『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』。
1940年代に別のタイトルで発売されたこの曲は、60年代初頭に“Fly Me To The Moon”とタイトルが変わり、ボサノバにアレンジで復活する。この背景には61年のケネディの演説と、それを皮切りとしたアポロ計画の発動があった。

Fly Me to the Moon & The Bossa Nova Pops

Fly Me to the Moon & The Bossa Nova Pops

その後、シナトラ、アストラッド・ジルベルトらがカヴァーすることで“月”について唄った楽曲の最も有名なナンバーになる。
スウィング! シナトラ=ベイシー=クインシー

スウィング! シナトラ=ベイシー=クインシー

いそしぎ

いそしぎ

アマゾンで検索してもこんな。
Fly Me to the Moon / My PrescriptionFly Me to the MoonFly Me to the MoonFly Me to the MoonFly Me to the Moon
 
 
そのほかにもサラ・ヴォーンナット・キング・コールエラ・フィッツジェラルドほか、多くのヴォーカリストに愛されている(リンク省略)。
個人的にはクリス・モンテスのバージョンを一番良く聴いた。
モア・アイ・シー・ユー~コール・ミー

モア・アイ・シー・ユー~コール・ミー

クリント・イーストウッド監督・主演の『スペース・カウボーイ』はラストシーンに限らずこの曲の影響が大きいし、『エヴァンゲリオン』では庵野のプッシュでこの歌がエンディングテーマになった。

スペースカウボーイ 特別編 [DVD]

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残酷な天使のテーゼ/FLY ME TO THE MOON

残酷な天使のテーゼ/FLY ME TO THE MOON

そんな話をつらつらと書きました。
あとアマゾンを辿っていたらこんなコンピを発見。収録曲とかはわからないんだけど、『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』ばかり集めたコンピなのかな? 購入したので届いたら報告します。

Fly Me to the Moon

Fly Me to the Moon

【追記】上のコンピはただのスタンダードのコンピらしく、『フライ・ミー〜』のコンピではないようです。買うのやーめた。