カナダドライのジンジャーエールで溺れ死んでもいい

gotanda62005-07-01


前のミラーボール編もよかったけど、今の炭鉱堀り編もよいです。
炭鉱掘り姿の山田優がつるはしで掘っているとキラキラ輝く水(ジンジャーエール)が噴出してくるというやつ。
いうまでもないけど山田優の異様に手足が長いアマゾネスぶりが素晴らしい。すべてがキラキラ、テレビの国からキラキラ。音楽は変わらずクインシー・ジョーンズの『愛のコリーダ』。さびの部分だけが使われてる。
ちなみに下のサイトではエンドレスでさびだけ繰り返し聞けます。
http://www.canadadry.jp/
愛のコリーダ
この曲、さびとその他のパートの乖離がはげしく、イントロその他はわりと野暮ったいんだけど、さびになると急にキラキラ、キラキラする。まさに抑圧と開放。
ブラックミュージックでは常識だけど、さびが甲高いファルセットボイスで唄われるのはオルガズムの表現。阿部定を描いた映画『愛のコリーダ』に感銘を受けて書かれただけあって、この曲は「I drink you」、「half kill me」と歌詞もエロスとタナトスに溢れてます。エロスとタナトスに彩られた装飾華美なダンスミュージックこそ“ディスコ”の本質。僕がディスコにこれだけ魅入られてる理由の一つがこのキラキラ感。バラはなくともキラキラがあれば生きていける。
あと、クインシー・ジョーンズのエロスにまつわるエピソードといえば六本木ナンパ伝説。来日時に六本木通りで片っ端から日本人ギャルに声をかけていたという。60超えてるのに。素晴らしい。
 
【追記】
この曲を書いた“チャス・ジャンケル Chaz Jankel”について
http://d.hatena.ne.jp/zokkon/20050701#p1
もうひとりのケニー・ヤングについて(情報提供by id:kanimasterさん)
http://www.spectropop.com/KennyYoung/