木村カエラをソーシャルタギングしてみる

KAELA (通常盤)リルラ リルハhappiness!!Level 42


最近、誰か人に会うたび「木村カエラ人気ってなんなの? 説明してよ」といってんだけど、「時代の空気的なものを帯びてんじゃない」くらいの答えしか返ってこなくて、いまだ木村カエラが何者なのか認識できずにいて困る(いや、そんなには困らない)。
前に、滝川クリステルの魅力の半分はクリステルという名前が喚起するエロ要素にあって、残りの50%を“ハーフ”、“女子アナ”などのモテ記号が占めているといったような結論に行き着いたんだけど、木村カエラの記号を抽出するとどうなるか。

モデル、ハーフ、ローカル番組、ロック、ジャージ、ショートボブ、ボーダフォンのCM

こんなとこか。東浩紀的に言うと“萌え要素”? ヲタク的でなく、サブカル的な萌え要素がてんこ盛り。木村カエラ=“サブカルでじこ”ってのが正解じゃないかなぁ。みんな記号萌えしてるだけなんじゃかっていう。だって、木村カエラって顔は(ry 。

菊地成孔は「リルラ リルハ」を評して、

しかも「どういうわけだかこれVodafoneのコマーシャルにしか聴こえないなあ」というサウンドVodafone=ハイセンスという関係こそ〈ド90年代〉。そして身も蓋も無いことには、これ実際VodafoneのCMソングなのでした(笑)。
http://www.bounce.com/interview/article.php/1843/

っていってて、“九十年代ノットデッド”の生命力を強調してるんだけど、これも「サブカルを語るネットピープルの間では、どうやら過去主義が流行している」というのの裏づけのひとつですね。
≫CMソングデータベース≫http://exploration.jp/cd/index.php?category=5

あと重要なのはローカル番組出身ってとこ。この分野は昔はタージンとか北野誠とか通販くさい世界だったけど、いまの大泉洋木村カエラといったローカル出身二大巨頭はサブカル界のアイドルになってる。今後サブカル層ウケを狙うのなら敢えて地方から出てくる方がいい。

なんて木村カエラ東浩紀菊地成孔あたりを同じエントリで語って、モテとかサブカルとかヲタとか語るのが“はてなセレブ”だろうって、俺のはてな中華思想がささやいたので、下のエントリにインスパイアされて“ブログ脳”、“ブログ病”的に書いてみた。
■はてなセレブ