がアレな件について

16歳の白い地図
元ニュースが見つからないんでいつのことだったか忘れましたが、
「I Wishの正体は川嶋あい
っていう衝撃のニュースがどっかのスポーツ紙の一面を飾ったことがありました。
何が衝撃って、I Wish、川嶋あい、どちらの名前も新聞ではじめて知ったという衝撃(笑)。知らないのは俺だけかと思ったらそうでもなくって、あーパブ記事なのねって納得。
川嶋あいには全然詳しくは無いのだけど、上記のスポーツ新聞の一面を使ってのプロモーションだけでなく、1000回のストリートライブを行なって最期は渋谷公会堂でワンマンをやるっていう壮大な仕掛けも存在するらしい。福岡出身なので、326と同じトコの仕事にちまいない(九州電通?)。同じ匂い。326―ナカムラミツル作品集

川嶋あい、さっきテレビに出て歌ってたけど見事なポモ歌謡ですた。
ポモ歌謡ってのは、ちょっと前に書いたのですが、ここでおさらい。

かつての音楽界において「顔が微妙」っていうのは実力派の記号であり、「歌がうまい」もしくは「自分で作曲している」ということだったと思う。逆に「歌がまずい」っていうのは顔がかわいい(アイドルである)ことの記号だった。

っていう構図がニューミュージック時代くらいにはわりと明確にあった。90年代においてはその記号が崩れて、実力、ルックスの両方を求められるようになっていく。安室→SPEED→宇多田みたいな。
だけど、この歌謡界のモダニズム運動の流れでは説明できない現象が生まれてくる。「歌もまずくてルックスも微妙」っていう歌手の存在(笑)。これがポストモダン歌謡。もしくはポモドル。
ちなみに大塚愛は一見ポモ歌謡ですが、彼女はシンガーソングライターギミック(aikoの柳の下)なので、該当しません。そこは譲れないところ。あしからず。
あ、いつまでもエイプリルフールネタがトップにあるのはあれなんで書いた適当な話です。最近、歌もルックスも微妙な歌手が多いなっていう。アイドル厨からの突っ込みは認めるけど、ポモ厨からの突っ込みは無用ってことでひとつ。

【追記】川嶋あいについてひどいことばっかいってるなと反省。名前はすごく可愛いと思いますよ!