有名人ブログとブランドイメージ

まずはこちら。
■Yahoo!Blogはアングラ路線■

Yahoo!ブログがやたらアングラな感じになっているという話。Yahoo!はとりあえずブログサービスに参入したものの、このままでは逆効果かも。これまで維持してきたブランドイメージの低下になってる。この事態を招いた理由をmoleskinさんは、“ブログサービスにおける「カオスの初期値鋭敏性(笑)」理論”、

初期に開設されたBlogの傾向が続いて開設されるBlogの傾向を決めてしまう

という仮説で説明している。これは言い得ていて、はてながやたら人文系なのも、初期から東、北田という人文系アイドルがいたから。

Yahoo!ブログの)この傾向を打破するにはなんらかの方法でBlogランキングに人為的介入を行い攪乱する必要がある。つまりアクセス数の高くなると見込まれるBlogをBlogサービスの方で開設するのだ。
ああなるほど、それで有名人Blogってのが必要なわけね(笑)。

Yahoo!ブログは誰を連れてくるのか興味深いところ。
有名人ブログは単なる客寄せ・宣伝ではなく、ある程度ユーザーの傾向をつくるものでもあるし、ブログサービスのブランドイメージにも直結する。だけど、それを意識してやってるのはココログだけなんじゃないかなあ?

今後は人気ブロガーの引抜き合戦が流行る気がします

と渋谷で働く社長の藤田晋も言ってるけど、彼なんかは一番わかってない部類で、ネットに適応できないギャラばかり高そうな作家を集めてる。田口ランディというネットでは極端に嫌われてるババも引いてるし。
■アメブロのお抱え作家■

最大手のlivedoor blogは有名人を多く囲っているけどプロレスラーとAV関係ばっかりが目立つ。客寄せならともかく、ブランドイメージという観点からは微妙。少なくとも他社がうらやましがることはないかな。
■ライブドアブログの抱える有名人■
はてなダイアリーには、先の人文アイドル以外にも、町山智浩八谷和彦大友良英、id明かしてないけど鈴木慶一といった有名人が日記を書いている。あ、文化人かな。ただ、彼らは運営側とは無関係に日記を書いてるだけで、はてなが看板としているのは、知らないアイドルとシリコンバレーコンサルタントの2枚看板。これはちょっと間違ってる気がする。
どうも各社ともに有名人を引っ張ってくるセンスがいまいち。ネットに適応でき、世間での知名度だけでなくネットでの人気も高い有名人をブッキングする代理人業を始めようかなあ。
手始めにはてなダイアリーなら看板向けオススメ物件として“はてなネトア”の菊地成孔西島大介を推しますね。これがYahoo!だったらもっと一般に浸透させる必要があるから、もっとマスでフレンドリーなキャラクターが必要か。こちらは“ヒロミゴーの聖林スキャンダル日記”とかがいいかもね。ご依頼いただければ僕が交渉しますよ。