ソニーミュージックはエイベックス化してますのか?

Reason
さっきガンダム特集とかいうからテレビ見てたんだけど(『僕らの音楽』ってやつ)、玉置成実HIGH and MIGHTY COLORとT.M.レヴォリューションしかでてなくて、期待したものとは違ったとはいえ、それはそれで興味深かった。

今ゴールデンタイムのアニメの主題歌はAVEX系と『NARUTO』などのSME系にわかれている
「産業サブカル」論 ARTIFACT@ハテナ系
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20050221#industry

っていう知識の下に彼らがエイベックス系なんだと思ってたら、この鳥越俊太郎の番組自体SMEの(多分)一社提供、というか完全パブ番組みたい。あれっと思って調べてみたら玉置成実HIGH and MIGHTY COLORソニーミュージック所属。へぇー、SMEのエイベックス化っていう流れがあるんですか?
かつての音楽界(ニューミュージック時代)において「顔が微妙」っていうのは実力派の記号であり、「歌がうまい」もしくは「自分で作曲している」ということだったと思う。逆に「歌がまずい」っていうのは顔がかわいい(アイドルである)ことの記号だった。
それが崩れてくるのが90年代。いわゆるアイドルポップスが売れなくなって、通常ならアイドルで売るべき素材に「アーティスト」の記号をつけて売る手法で成功したのがエイベックス*1。HitomiとかELT*2とかみたいな。華原朋美だって「トモちゃんは歌がうまい」とみんな普通にいってたと思った。音痴なのに。
Deep Calm(初回限定盤)(CCCD)(DVD付)
エイベックスのスゴいところは、「顔が微妙=実力派」という記号の崩壊を逆手にとり「顔が微妙で、かつ歌が下手」という分野まで開発したところ(これをポストモダンというのか?)。この代表はTRF、MOVE、愛内里菜とかって思ってたのだけど、愛内里菜はエイベックスじゃなかった(笑)*3
で、話は戻って玉置成実HIGH and MIGHTY COLORがエイベックスだと思ってしまったのは、この「顔が微妙で、かつ歌が下手」路線だったからなんだけど、実はこの路線ってエイベックス以上にソニーミュージックの系譜なのかも。渡辺美里とかが起源ね。
EZ DO DANCE
あーこの辺を語るには自分は勉強不足過ぎる。ほそく だれか たのむ(電車男風)。
ちなみに“HIGH and MIGHTY COLOR”ってなに? って人はコチラを参照のこと。
アニソンカンフージェネレーション(スーパーリスナークラブ)
http://gag.jp/~slc/rireki53.html#050129
僕のハイカラについての知識はすべてココで得たものです。

【追記】華原朋美はエイベックスじゃないというタレコミが(笑)。なるほどー、だめだこりゃ。

*1:この路線のはしりはZARDビーイング)かなあ?

*2:ELTはドリカムギミックか?

*3:いかにもエイベックスっぽい人のことを「商業エイベックス」と呼ぶのはどうだろう?