Dynamite!!&男祭りの総括をしないと年は明けません

ここ5年来、年末年始のスケジュールは格闘技観戦を中心に立てているのですが、今年は某所で生観戦&カウントダウン*1。その後、PRIDE観戦していた友人たちと合流、録画したDYNAMITE!!と男祭り(PPV)を立て続けに見ながら8時間の耐久新年会。ノゲヒョーがどうなろうと、個人的にはドン・フライの快勝さえ見られれば何の悔いも無く年を越せると思っていたら、なんとフライの試合は放映すらされない始末(涙)。

さて、DYNAMITE!!&男祭りの総括ですが、両大会を通じたテーマは“金メダリスト”。去年までは永田や中邑真輔が出たりといったプロレスラーの参戦が売りのひとつだったけど、さすがにプロレスラーへの幻想も完全に失われたのか、今年はアマチュアの実力者へと目線が移ったと。
僕はうぶな格闘ファン領域はかろうじて越えているので、“金メダル”とか“アマの実力者”という肩書きが“道場最強”の肩書き同様なんの強さの根拠にもならないことは百も承知。“1000万人が涙した”とか“中国4000年の歴史”とかとか“CMのあともまだまだ続くよ!”とか“全米騒然”とか“TKプロデュース”とかの同義語と捕らえてます。
で、案の定、金メダリストたちの試合結果はものの見事にダメ。総合格闘技初挑戦とはいえ、あれだけ何もできないと次への期待もゼロ。一方、リアルど素人のボビー・オロゴンシリル・アビディに勝ち、総合3戦目だし練習なんてほとんどしていないマーク・ハントがPRIDE無敗の王者ヴァンダレイ・シウバに勝った*2。これらは“プロレスがショーですよ”と告げられる以上のアイデンティティ消失の危機。アマチュアの実力者を連れてくるより、そこらのタレントを出した方がよっぽど強いってことになるからね。
今年末にかけての格闘界のベクトルは強い芸能人発掘に向かうでしょう。僕が谷川だったら哀川翔VSジェット・リー戦とかをマッチメイクするな。あと展望として、来年以降の大晦日は、曙最弱伝説を証明するために存在する日となっていく気がします。
ちなみにこの前の大晦日の僕的MVPはハイアンの試合後のシュートなマイクでした。あと、株が上がったのは山本KID近藤有己、長南、五味。
といわけで、年が明けてからまだ格闘技しか見てないです。そして、先ほど初詣に行き「今年の年末はドン・フライの試合が放映されますように」とささやかな祈りをささげてきました。
追記:視聴率出ました(9時以降の平均? )。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050102STXKA002902012005.html

  • K-1プレミアム2004」=関東20.1
  • 「PRIDE男祭り」=18.3%

ヤフーニュースではPRIDEの視聴率が10.8になってる。これは全体の平均かな?

*1:新宿プロレスでサスケ、金ちゃんらインディオールスターとともに年越し。

*2:この試合結果が順当と思ってた人が結構いるみたいだけど、僕は当然シウバが秒殺すると思ってました。