ECDIARY

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原稿の仕事を貯め込んでる状況にも拘らず、一気に読んじゃった。
音楽以外の仕事で収入を得て、CDの制作、流通をすべて自腹、自前で行なっているヒップホップ・アーティストECDが今年の2月〜5月の間に書いた日記。2ちゃんねると闘った100日間の模様が綴られています(ウソ、半分本当だけど)。


ネットの発達によって、レコード会社やJASRACの仲介がなくても、アーティストとリスナーが直に結ばれることが可能になっている。業界が恐れているのはそのことだ。自分達がお役御免になることだ。だからアーティストとリスナーの関係を妨害しようとする。不信の種をバラ捲く。今、急務なのはアーティストとリスナーの信頼を回復し、音楽をアーティストの手に取り戻すことだ。そのためには、アーティストはいったん著作権という形での利益を放棄しなければならないと思う。
レコード会社の庇護の元、過剰に保護された環境のミュージシャンがそんなことを言っても戯言にしか聞こえないけど、ECDはレコード会社の庇護の外側に飛び出したアーティスト。坂本龍一がネット著作権について何か言っても、所詮は弾の飛んでこない後方からものを言ってるだけ。
こういうとこだけ引用してると理屈っぽい本のように思われるかもしれないけど、そんなことないです。モリッシーの新譜に感動したりしてます(笑)。そうそう“(笑)”という表現の発祥についてもちょこっと触れてます*1
ECDインタビュー映像(id:ishibutsuさんとこで知りました)
http://www.net-flyer.tv/stream/getwired/detail.cfm?STRID=393&CHECK=N
Utadaの話とかしてます。

*1:一応id:ykuriharaさんにリファを送っておこう