文科系のためのファースト・ガンダム副読本&ムービー
はてなリコメンマニア
いわゆるガンダム関連本でないサブテキスト(映画)です。自分のアフィリエイトにしてしまっているので、ここから直接買うと若干僕の元に収益があります。必ずしも購入を勧めているものではないです。あと、思いついたら少しずつ増やしていくかも。
- 『知覚の扉』オルダス・ハクスリー/著
ヒューマン・ポテンシャリティー、精神の拡張などニュータイプ(ニューエイジ)論のハシリ。
- 『チベット死者の書―サイケデリック・バージョン』ティモシー・リアリー/著
リアリーは、『大気圏外進化論』(リブロポート、1995絶版)という、もろニュータイプ論の人。大学の現場を追われた70年代にはスペース・コロニーの研究にいそしんだ。リアリー自身はガンダム血中濃度200%なんだけど、この本自体はあまりガンダムには関係ない。強いていえばララァ・スン?
- 『旧約聖書 創世記』関根 正雄/訳
- 『新約聖書 福音書』塚本 虎二/翻訳
ブライトの苗字“ノア”も“中東を舞台に物語が展開する”のも“塩を求めるエピソード”もすべては聖書が元ネタ。
- 『2001年宇宙の旅』
シャリア・ブルが木星帰りだった理由はこの映画を観ていればわかるはず。人類が木星に行って進化しちゃう映画なんだから。
- 『宇宙戦艦ヤマト【劇場版】』
主砲発射シーンから、乗組員の葬儀シーン、記念撮影(マチルダさんとの)シーンにいたるまで、“ヤマト”へのオマージュは数多い。
- 『子連れ狼』小池一夫
“ジェットストリームアタック”の元ネタ。
- 『宇宙の戦士 ロバート・A・ハインライン』
“モビルスーツ”の原型である“パワードスーツ”が登場するSF小説の定番。
- 『紅のメタルスーツ―アニメという戦場』上野俊哉/著
身体の拡張(メディア)としてのガンダムおよび、メカものアニメ論。
- 『チェ・ゲバラ伝』三好徹/著
ジンバ・ラル、ランバ・ラル親子の元ネタはこの人なのではと思ってるんだけど……。あと名前的にもハンニバル将軍も入ってるかも。
- 『ミッドウェー戦記』豊田穣/著
“太陽を背負って攻撃する”という作戦をはじめ、ミッドウェー海戦などで普通に使われていた戦術を随所に見ることができる。また、ア・バオアクーでホワイトベースが沈むシーンなども太平洋戦争に元ネタエピソードがありそう。
- 『源義経と源平の合戦』鈴木亨/著
戦記でいえばジオン対連邦の攻防に一番近いのは源平合戦。ジオンが地球、ソロモン、ア・バオア・クーと追い詰められるのは、一の谷、屋島、壇ノ浦と追い詰められるさまになぞらえてあり、デギン・ザビは途中で死に息子たちに託すのは、平清盛とその死後に託される息子たちの関係に似ている。那須与一はソーラー・レイ? 敦盛のエピソードはアムロとランバ・ラル? ひよどり越えはなんかあったっけ?
- 『風と共に去りぬ 1 (集英社文庫(コミック版))』マーガレット・ミッチェル/著、津雲むつみ/訳
ガルマが赴任する地球は、なぜか19世紀のアメリカ南部な雰囲気(笑)。ガルマの恋人イセリナは南部の大規模な綿花農家の娘といった風情で、父親に軍人との結婚を反対されている。そういう戦時の悲恋というのはなにか元ネタがあるのかもしれないけど、南北戦争と恋愛を描いた南部舞台の小説といえばコレしか思い浮かばなかった。あと、19世紀アメリカのイメージといえば、テキサスコロニーでも登場。そちらは西部のイメージだった。