大河ドラマ『新撰組!』(脚本:三谷幸喜)

家族などから伝え聞くに『新撰組!』の評判がイマイチのようだ。大概録画で2,3日遅れで見ているため、この日記でこれまで言及したことはないのだけど、1話目から全部見ている。で、評判とは裏腹にものすごくオモシロイ!。登場人物が多いにもかかわらず、全員に見せ場を用意するし、どのキャラクターも立っている(山本太郎と平助ィイネ!)。あと、歴史ものだと史実に従おうとして、筋立てに余計なシークエンスを入れがちなのでだけど、それがかけらもない。*1
あと新撰組!がダメな人って、連続ドラマとして捉えすぎているのではないだろうか? 新撰組!は、次回に謎を残す手法はほとんど用いられない、一話完結のドラマ。
もちろん、長い流れの中での伏線(当初から勃発していた母親と勇の確執が、実は上京前のパートのクライマックス部分での邂逅につながったりした部分など)もあるが、基本的には1話ワンテーマで進行する。例えば今週の『芹沢鴨、爆発』は、“近藤勇、一目置かれるの巻”だ。
まだまだ書きたいことはたくさんあるのだけど、最後にひとつ。何故、鳥がたくさん出てくるのか? ほぼ毎回“鳥”に関するエピソードが登場する(今回は、芹沢の鳥小屋)。鳥そのモノでない場合は“ふわふわ卵”とか・・・・。芹沢鴨という名前に関するエピソードも多く登場するが、それをひきずっているのか?
トリあえず、評判を気にしてまだ観てない人もぜひ観るべし(鳥にも注目のこと!)。
 

*1:もっとも、批判している人の多くは、史実と比較したり、各人物像がこれまで描かれた像とかけ離れているという部分が気に喰わないのだろう。