世の中には2種類の人間がいる

木村拓哉のCFに「世の中には2種類の人間がいると思うんだ。開いてる奴と閉じてる奴?」というのがあって、「世の中には2種類の人間がいる。ドアから入る奴と、窓から入る奴だ」という『続・夕陽のガンマン』のセリフを思い出した(先日の日記で引用)。ちなみにこの映画には「ロープを首に巻かれる奴とそのロープを切る奴」「銃を突きつける人間と、墓穴を掘る人間とだ」というのもあった。
この二元論を勝新に言わせると「世の中には逮捕するやつと、されるやるがいる」(『警視K』第1話)になる(この言に従うと、勝新は間違いなく「逮捕される側」なのだが・・・・)。id:tidoさんによると、勝新はこの「世の中には2種類の〜」という表現を好んで使っていたようだ。
脚本の勉強中である僕にとっては、この手の還元論的な人間のタイプ分けは気になるところ。例えば、鳥山明は『Dr.スランプ』、『ドラゴンボール』の主人公を、世の中を「強いか、強くないか」でしか見ることができない、という風に二元論のキャラクター設定をしている。
ちなみに、この二元論の究極は、なころぐ「人間には2種類いる」にある、

この世には2種類の人間がいる。人間を2種類に分けたがるヤツと、そうでないヤツだ。
というやつ。