RIAAサイトDOSアタック!

RIAA、違法ファイル交換で学生多数を含む532人をさらに提訴』(HotWired News)
http://www.hotwired.co.jp/news/news/business/story/20040324106.html

RIAAがファイル共有ネットワークで音楽を違法に交換していたとして全米各地で提訴した人数は1977人にのぼる。訴訟の大半は現在も係争中だ

昨年の夏くらいから、RIAA(全米レコード協会)が、P2Pソフトでファイル交換をする末端ユーザーたちを片っ端から訴えている。
一方、現在そのRIAAのサイトはDOSアタックの報復を受け、ダウンしているようだ。
RIAAサイト、DoS攻撃でダウン中』(HotWired News)
http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/20040324307.html
個人と組織の争いは必ず個人が敗れるというのは過去のお話。アメリカ対テロルと同じようなことが、ここでも起こっている。
1970年、イギリス・ワイト島で5日間で60万人を集めた伝説的ロックフェスが開催された。この模様をおさめたドキュメンタリー『ワイト島1970』(監督:マレー・ラーナー)がおもしろい。半分はジミヘンやザ・ザ・フーなどの演奏なのだが、おもしろいのはその他の部分。このフェスがフリーコンサートだと思って集まったヒッピーたちが会場内に入ろうとするのを、主催者側が大勢のガードマンを使って押しとどめる。主催者側の主張は「金を払わないもの観るべからず」というもので、「皆をただで入れてしまうと、アーティストにギャラを支払えなくなる」と説明する。そうしたら今度はアーティスト側が反発する。「俺たちのせいにするな!」と。
今のアメリカの音楽業界もこれと同じ状況。金を払わずコピーで楽曲を入手するユーザー。それを高圧的に押さえつけようとするレコード会社。そして、ファンに憎まれたくないから違法コピーを止めろとは大きい声で言えないアーティストサイド(立場を明確にしている人もいるけど)。『続・夕陽のガンマン』のエンディングのような見事な3つ巴。『続・夕陽のガンマン』では、一番ずるい奴がお宝を独り占めした。そいつは映画の中では“善玉”と名付けられていたんだけど・・・・。一番ズルイ奴は誰だ? 
「世の中には2種類の人間がいる。ドアから入る奴と、窓から入る奴だ」(『続・夕陽のガンマンより』)