俺の30歳

現在、定期的に仕事をしている雑誌の休刊が決まった。雑誌の休刊には大体パターンがあって、原稿料の見直しという告知があり、その3ヵ月後にリニューアルがかかり、その3ヵ月後に休刊。今回もまさにそんなパターンだったので、あらかじめ想像はついていたのだが、自分が関わった雑誌の休刊は6誌目。
2年前、ある雑誌の編集部を辞めてフリーランスになった時点では、4誌くらい付き合いのある雑誌があったので何とかそれで食いつなごうと思っていたのだが、いまや残るは1誌。そろそろ新しい仕事を探さなくてはと思うのだが、気付けばもう30歳になっている・・・。
村上春樹千駄ヶ谷のジャズバーのマスターから作家に転身し、『風の歌を聴け』で群像新人文学賞を受賞したのが30歳。三島由紀夫は30歳の時より体を鍛え始め、『金閣寺』を書き上げた。映画監督としては、決して遅いデビューではないもののハワード・ホークスフェデリコ・フェリーニは30で初監督を経験している。30歳デビューで検索、ほぉ、スガシカオも30歳でデビューしてるのか。ちなみにデビューではないが、梅宮辰夫は『不良番長』シリーズを30歳でスタートしている。30にもなって番長はないと思うが、このシリーズが彼の役者としての転機になったことは間違いない。
名をなした人の30歳*1と自分を比較するのも空しいが、ちょこっとだけ調べてみた。
フリーランスとは何ぞやと考えていると、偶々id:solarさんが「フリーランス、フリーター、プータロー」というタイトルでこの問題(主に加藤典洋批判なんだけど)を書いていた。これに照らしていえば、自分はフリーランスと言えるのかどうか微妙。ほとんど、プータローに近い気もしてきた。


『フリーターは努力不足−首相 マラソン代表引き合いに』 gooニュース
これがおっさんたちの本音なんだろうとは思う。ドント・トラスト・オーバー30!

フリーター関連
http://d.hatena.ne.jp/hotsuma/20040321

*1:おっと、30歳はジョン・レノンビートルズを解散した歳でもあるのか