雪の日はクーデターに出くわさないよう気をつけよう

シナリオ作家協会より注文していた『人とシナリオ 笠原和夫』が届く。
仁義なき戦い 代理戦争』、『日本暗殺秘録』などのシナリオが収録されている。桜田門外の変から二・二六事件までの暗殺事件をオムニバス形式に扱った『日本暗殺秘録』は未見の作品*1。『昭和の劇―映画脚本家・笠原和夫』の、二・二六事件の真相は秩父宮によるクーデターだったという話が興味深い。
桜田門外の変二・二六事件も雪の日に起きたというのが定説になっているが、あまりにドラマチックで陶酔的なので、都合よくとってつけたフィクションなのではないかと勘繰りぐぐってみた。が、やはりどちらとも実際に大雪と重なっていたようだ。雪の日のクーデター(もしくはテロリズム)というモチーフは、正月に見た大友克洋脚本の『メトロポリス』でも描かれていた(二・二六モチーフ)し、たしか『劇場版パトレイバー2』でもあったはず。あと古くは『ドクトルジバゴ』がそうだっけ。あと、『忠臣蔵』はクーデターじゃないけど雪なのか。