アホでマヌケなアメリカ白人

マイケル・ムーア 元祖 ! アホでマヌケなアメリカ白人BOX [DVD]
マイケル・ムーアのビデオ化された『AWFUL TRUTH』の2巻鑑賞。

ホリディ・インで働くメキシコ人(不法入国)がユニオンを結成したら、移民局に通報されたという件に、逆にホリディ・インの消防法違反などを通報することで逆襲する話は痛快。
お風呂に入るときも野球帽と眼鏡を外さないマイケル・ムーアがおかしい。


■西部開拓史にまつわるメモ その1
 なんとなくカウボーイとアメリカの歴史を調べていたら、有刺鉄線の発明と鉄道の敷設によって、カウボーイはその役目を終え、歴史の舞台から消えていったんだとか。カウボーイの主な役割は、ロングドライブといって、東海岸に牛を売りに行く先導だったらしい。その役割は鉄道に取って代わられた。また、有刺鉄線は、農作物と牛を切り離されすことを可能にし、牛を誘導するカウボーイは用無しになったのだという。

■西部開拓史にまつわるメモ その2
 西部開拓の仕組みについて研究。なぜ彼らは西を目指したのか? もちろん大西洋から入植した移民たちが最初に居を構えたのは東海岸。そこから、自分たちの土地をもつため、西へ西へと開拓が進む。アメリカは独立後にフランスやメキシコから西部の土地を買収し、公有地を増やしていった。開拓の歯車になったのが、1862年に制定されたホームステッド法。21歳以上の米国市民権を持つ者が、移住して5年間定住し耕作した場合、160エーカー(約65ヘクタール)の公有地を無料で与えられた。もうひとつの牽引となったのは、ゴールドラッシュ。1848年、カリフォルニアに近郊が見つかり多くの入植者が流れ込んだ。このゴールドラッシュの入植した人たちを、入植年1849年にちなんで、49er`sと呼ぶのだそうだ。なるほど。