ミュージカル・バトン

Musical Batonミュージカル・バトン)ていうのが回ってきた(From id:strange:20050613#p1)。ひとことで説明するとチェーンメールらしい。

●Total volume of music files on my computer:(今コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

バックアップ用のHDDに2.5GB。80年代アイドル、60〜70年代歌謡曲が中心。PCDJでDJをしてたときのもの。自宅のiBookに2.7GB。こちらはiPod用で、ジャズ、ファンク、フュージョン、ディスコ、その他みたいな感じ。あわせて5.2GB。ロックは全然ない(50年代のロックンロールはあるけど)。

●Song playing right now:(今聞いている曲)

ゴールデン☆ベスト伊藤つかさ「少女人形」

●The last CD I bought(最後に買ったCD)

mindy carson『Making Eyes at Mindy』Making Eyes at Mindy
1940年代ポップス

●Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me:(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)

  • オリビア・ニュートン・ジョン『フィジカル』フィジカル(虹色の扉)
    80年代最高のシングルかつ時代の結晶。すべての音楽はこれ以前かこれ以後で分けることができる。「物理的になりましょう」(id:gotanda6:20040923:cher)。マドンナの『マテリアルガール』と対になってる。
  • バリー・ホワイト『Can't Get Enough of Your Love, Babe』Can't Get Enough
    僕も「ラヴ・アンリミテッド=無限の愛」を暑苦しいまでに語りつづける愛の伝道師(エバンジェリスト)でありたいと常々思っている。試聴可。
  • 南佳孝『スタンダード・ナンバー』30th STREET SOUTH~YOSHITAKA MINAMI BEST
    南佳孝ならもうどの曲でもいいんだけど、これがもっとも彼らしい一曲。「何か話しかけてくれないか?」

●5人に回せということなので、音楽系で注目しているところ(悪意なし)に回します。アポなしですいません。拒否していただいても結構です。

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/
http://d.hatena.ne.jp/nyaofunhouse/
http://paarisu.sweetbox.ws/(パーリスさん)
http://d.hatena.ne.jp/smasuda/増田聡さん)
http://blog.drecom.jp/excite/栗先生

よろしく!
 

ファミレス文学『鏖(みなごろし)』

無情の世界 (新潮文庫)
ファミレス研究のための新カテゴリー。
主に、ファミレスが舞台になったり、登場してくる文学、映画、マンガを見つけたらメモしていく予定です。ついでに、ファミレスの歴史なんかにも触れるかもしれません。
まずは、ファミレス文学の代表作、阿部和重の短編『鏖(みなごろし)』(『無情の世界』に収録)。

主人公はこの国の若者をダメにしたのがアメリカ文化であり、アメリカを目の敵にする若者オオタタツユキ。もちろん自分自身も大のアメリカかぶれで、アメリカの衣料・アクセサリーに金をつぎ込み借金をし、自分が買い物をしていた原宿系のショップの店員として働くようになった。
この短編の舞台がファミレスへと移るのは後半。人妻との待ち合わせのためにデニーズへ訪れたオオタタツユキは、そこでポータブルのTVモニターを眺めている男と出会う。彼は自分の家に仕掛けた隠しカメラの映像を見ており、そこには妻の浮気現場が映っている。オオタタツユキがいらだちから男を“妻の浮気を知っても何もできないくせに”と罵ると、男は逆上し、オオタツユキに“そのモニターを見てろよ”と釘を指し、妻と浮気相手を殺しに家へと向かう。そこにオオタタツユキの行方を探していた彼の勤めるショップの店長とその仲間がやってきて、横領を責め店の中で暴行を加え、TVモニターを破壊。そこに件の男が帰って自分が妻と間男を殺したシーンを見ていなかった事に怒り狂い、男たちに襲い掛かり……

というのがあらすじ。阿部和重的なキーワード満載の短編。まさにファミレスのために描かれたたキッチュなクライム・ストーリー。

そういや読売新聞の取材を受けた

先月“ブログの書籍化”というテーマでユリイカに原稿を書いた。そういやこれについての反響というのはまったくなかったんだけど(コレに限らず、反響って言うのはよっぽどのことがない限りないことの方が多いのだけど)、読売の記者の方から編集部を通して連絡があり、「ブログと書籍」についての話をしてきた。

  • 出版社も5000部でペイするように書籍を企画する時代なので、元手のかからないネットコンテンツの書籍化は増えた。
  • 電車男』みたいなベストセラーを狙って動いたのはアメーバブックスとライブドア・パブリッシングというおつむがゆる目のトップがいるIT系だけだったと思う。
  • ブログを書籍化しようというよりは、専門分野に知識のある人材を本の書き手として発掘する場としてネットを活用する編集者は増えていると思う(しまった、事例として栗先生の話をするんだった)。

というようなことをしゃべってきたように思う。
記者の方の「なんで人はネットで日記を読んだり書いたりするんでしょう?」という問いにはうまく答えられなかった。半分は「認められたいから」もう半分は「不安だから」なんじゃないかと思うのだけど、どうだろう?
誰かご存知の方教えてください(※これを『振り』といいます*1大喜利風に応えてね)。

ってなわけで、今週の水曜日の読売夕刊にて「ブログと書籍」に関する記事が載るようです。僕のコメントが使われるかどうかはともかく。

*1:“さきっちょメソッド”参照『さきっちょのガラクタレター

一時撤退。I shall return!

「読めねーよ」という声が多かったので、一時デザインを戻します。家の環境では問題なかったし、すごく気に入っていただけに残念。
90年代ノットデッドサイト系デザインのブームは絶対にくると思うので、また近いうちに挑戦するつもり。
ちなみに、こんなでした。
http://f.hatena.ne.jp/tinpo/20050613112607