ハイジャック映画の世界


2011年6月12日の文学フリマにて発売される『Bootleg Vol.3』に「飛行機の機内上映では絶対に見られない
ハイジャックムービーの世界にようこそ!」という題名の原稿で参加しています。

今回の特集は「悪」ということで、多くのハリウッド的「悪」、きちがい、アラブのテロリスト、悪魔崇拝者、サイコパス、脱獄囚などが登場するハイジャック映画を片っ端から見るという原稿を書いてます。
僕自身、飛行機や空港が大好き。戦争やテロもわりと好き。そして、革命やクーデターも好きということもあり、ハイジャック映画ほどはそれらがすべて詰まった理想のジャンルであることを再認識した次第。
映画に描かれるハイジャック、及びハイジャック犯像とは、現実世界の政治情勢にめちゃくちゃ左右されます。80年代に流行ったチャック・ノリスがテロリスト犯を撃ち殺しまくるような娯楽アクションが、実はイスラエルプロパガンダだったり、いまのアラブのテロは宗教をバックボーンにしているけど、考えてみればかつてのPFLP共産主義者だったわけだし。
そんな感じで、現実の世界での政治がいかにハイジャック映画に反映されるかみたいなことを書いて、さらに映画のハイジャックを、現実のテロリストたちが真似るようになる時代について書きました。これは、我ながらいいテーマだと思う。
一冊の本にできるテーマではないけど、なんか発展させられないかなあ。

ってわけで文フリに関しては、ググってね。僕も売り子手伝いに行くので、お声かけくださればうれしいです。

あと、その他の執筆陣や『Bootleg』に関しては、下記を参照のこと。
http://d.hatena.ne.jp/samurai_kung_fu/20110531