「Bootleg Vol.2 Love Story」


12月5日(日)の文学フリマで販売される「Bootleg Vol.2」(特集ラブストーリー)の中で、『「エマニエル夫人」は乗りもの映画である――もちろん二重の意味において』というタイトルの原稿を書いています。

ピエール・バシュレのおしゃれ音楽が流れる女性に受けたソフトポルノ『エマニエル夫人』は、タイを舞台にしたフランス外交官の妻たちのあまりに退屈な生活に飛び込んでいく、若い新妻の物語。彼女の視点で描かれたオリエンタリズムの物語の原作者は、実はタイで生まれ育ち、16歳でフランス人に嫁いだタイ人女性。
エマニエル夫人の有名な飛行機の中での情事のシーンとは、東洋人の彼女による西洋との邂逅を読み取ることができる。
そんな話です。テレビシリーズの『エマニュエル・ザ・ハード』にも触れています。
文フリでしか手に入らないので、よろしく!

ブースの場所や文フリの詳細については、こちらでどうぞ。

http://d.hatena.ne.jp/samurai_kung_fu/20101116#p1