『バンド臨終図巻』Amazonに登録されました

4月末に『バンド臨終図巻』が発売になります。

バンド臨終図巻

バンド臨終図巻

尊敬する山田風太郎先生の『人間臨終図巻』を拝借した企画本です。
山田先生の『人間臨終図巻』は、古今東西の有名人をその業績とは無関係に、主に死因と死ぬときの境遇などを綴り、それを享年順に並べるという斬新なものでした。
『バンド臨終図巻』は、これに倣い、古今東西のバンドの解散理由や経緯だけを綴ったものです。

金、女、宗教、権力闘争、性格の不一致……etc
バンドの解散には、世の中に存在する人間関係のねじれのすべてのパターンが詰まっていると言って過言ではありません。
他人同士が集まり何かをつくり出すというのがバンドの定義なら、バンドは社会を構成する最小の単位であり、社会の縮図そのものでもあります。

本書は、単なる音楽データ本、おもしろい読み物を目指したというわけではなく、バンド解散から、現代性や社会の変化を見出したりできるんじゃないという試みでもあったりなかったりします。
それは、ライター5人の共著ながら、誰1人プロパーの音楽ライターがいないという辺りからもくみ取ってもらえると幸いです。
やや高めの値段設定ですが、おもしろいことだけは保証しますので、ぜひ、ぽちっとお願いします。


人間臨終図巻〈1〉 (徳間文庫)

人間臨終図巻〈1〉 (徳間文庫)

人間臨終図巻〈2〉 (徳間文庫)

人間臨終図巻〈2〉 (徳間文庫)

人間臨終図巻〈3〉 (徳間文庫)

人間臨終図巻〈3〉 (徳間文庫)