文学全集とFree SOUL
90年代には、『サバービア・スイーツ』から始まり『bounce』へとつながっていった旧作CD化と再評価の流れがあり、そこから『フリーソウル』シリーズのような、コンピレーションCDという市場が生まれたという音楽の状況があった。
ケルアックの『オン・ザ・ロード』の新訳が評判の河出の世界文学全集(選者:池澤夏樹)は、これを文学にも転用可能だと言うことを示している気がする(けっこう売れているらしい)。
河出の世界文学全集は、ブックカバーのファッション性といい、レアグルーブ的なラインナップといい、文学版『カフェ・アプレミディ』と見ることができそう。
ちょっとこの流れは注目。文学版“ソフトロック・ドライヴィン”とか、文学版“名盤解放同盟”とか、いろいろやれそうだ。
オン・ザ・ロード (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-1)
- 作者: ジャック・ケルアック,青山南
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2007/11/09
- メディア: ハードカバー
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- アーティスト: オムニバス,タンバ・トリオ,カルトーラ,ミルトン・バナナ・トリオ,ソルト・ウォーター・タフィー,イノセント,キンテート・テルヌーラ,サリナ・ジョーンズ,クラウス・オガーマン,ヘンリー・マンシーニ,ボブ・トンプソン
- 出版社/メーカー: BMGインターナショナル
- 発売日: 2000/12/20
- メディア: CD
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