「世界のサブカルチャー」

世界のサブカルチャー (NT2X)

世界のサブカルチャー (NT2X)

僕も20代前半の頃は、自分の知らない世界が目の前に広がっていると、それをそのままにすることはできないという類の精神が発動し、雑誌や本をむさぼったりしたものだ。好奇心ってやつか。でも最近は、目の前に広がる知らない世界については、ぼくには縁のない世界なんだなあとスルーするようになった。成熟ってやつか。世の中のすべてを知ることは無理。
この本は、まさに自分の知らない世界について書かれている。ちょっとは知ってるものも混じってくれてると語りようもあるのだけど、ほんとにかけらもわからない。ヤングジャンプにだって一個くらいは知ってる漫画が連載されているけど、この本で取りあげられているサブカルチャーというのは、本当にかけらも知らないものばかり。さてどうするか。と悩むよね。