文庫本の新装ブーム
ちょっと前に話題になったこのニュース。
太宰治の代表作「人間失格」の表紙を、漫画「DEATH NOTE(デスノート)」で知られる人気漫画家、小畑健さんのイラストにした集英社文庫の新装版が6月末の発行以来、約1か月半で7万5000部、古典的文学作品としては異例の売れ行きとなっている。(読売オンライン「太宰「人間失格」、人気漫画家の表紙にしたら売れて売れて」)
今年暮れ頃に、古典文学の文庫を展開している出版各社の間で、これに便乗した表紙の新装ブームが起こるのはほぼ間違いない。
カフカを吉田戦車とかそういうベタな感じでぜひ。さらにベタなところでは『罪と罰』を銭ゲバのジョージ秋山とか、『海底2万里』をかわぐちかいじとか、『悪徳の栄え』をDMCの若杉公徳とかが台無しでいい感じ。
岩波文庫『資本論』の青木雄二が実現したら青木も本望だろうか。
茶化して書いてるけど、結構小説の表紙の絵柄は重要。僕なんかも角川文庫のおかげで夏目漱石といえばわたせせいぞうの絵しか浮かばないね。