関川夏央“「妻たち」の一九八五年”
『新潮45』で連載されている関川夏央の“家族の昭和”があるんだけど、2007年1月号より“「妻たち」の一九八五年”というテーマで展開していておもしろい。
具体的には『金曜日の妻たちへⅢ 恋におちて』をベースに、郊外生活、団塊世代がどのように描かれるかを論じたもの。
金妻Ⅲの舞台はつくし野。田園都市線だけど、当時は新玉川線だった。当時から渋谷から半蔵門線に乗り入れていたが、その頃の半蔵門線は半蔵門どまりだったとのこと。現在、半蔵門線は東部伊勢崎線に乗り入れ、南栗橋まで運行している。
22年か。湾岸の方にいかない限り、東京の風景はあまり変わっていないんだけど、それでも鉄道事情はこれだけ違いがある。
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