映画『それでもボクはやってない』鑑賞

“鉄道オタクになる”という抱負どおり、話題の鉄道映画『それでもボクはやってない』を観てきた。
オープニングは上空からの京王線というカットから始まる。
映画は電車で痴漢で捕まってしまったフリーターが無罪を主張して裁判を戦うというもの。
主人公が取り押さえられる駅のシーンで使われているのは京王線の府中競馬場正門前駅(映画内では“岸川”駅)だったそうだ。その模様が公式ブログにある。
http://soreboku.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/index.html
鉄的な見どころは序盤だけ。あとは延々留置所や裁判官のシーンが続く。物語としては、やまなし、おちなし、な感じで、2時間半がひたすら長い。映画的なおもしろさはほとんどなくて、最後の落ちの付け方で本当にしらけてしまった。
続編のど素人弁護団と一緒に再審を戦う『上告しちゃった!?』と、続々編の電車の窓から見かけた女性検事(実は兄貴の嫁さん)と恋に落ちる『Shall we ジャッジ 差し戻し!?』に期待。
それにつけても、かつて周防監督が“痴漢電車”シリーズの監督をしていなかったことが悔やまれる。