探しているレコードは必ず見つかる

これは私の実人生で感じたことだが、貴方がもし今、探しているレコードがあったりする場合、それが本当に欲しいものであれば、必ずそれは見つかるように人生はできているので安心してほしい。さっきのビギナーズラックの話ではないけれど、神様も求道者に対しては、それなりの配慮を示してくれるみたいだから。「そのレコードを絶対手に入れてやる」という信念さえあれば、そのレコードは運命的に、貴方の手元に届くはずなのだ。
POP2*0的「欲しいレコードを必ず手に入れる方法」(精神論編)

この説に関連して個人的なエピソード。
僕が小学校6年生のときだから1985、6年のこと。「wow wow 君はちょっと年下 夏を待たずに さようならしたのは昔のこと♪」というフレーズのクルマのコマーシャルソングがあった。
取り立ててヒットしたというほどではなかったと思うが、当時のEPOやERIみたいなとても都会的でいい曲だった。
コマーシャル中には曲名とアーティスト名のクレジットはなかった、もしくはあったとしても一瞬のことだったはず。小学6年生なりに、この曲を探そうと調べてみた。歌詞はわかっていたので、キーワードになりそうな言葉を予想して探してみたがわらかずじまい。結局わ口ずさめるけれども、曲名もアーティスト名も知らずじまいということになってしまった。
それが10年の月日が流れた後になってわかった。鎌田映子という歌手の『トワイライト・アクシデント』という曲だった。出会いはレコード屋の100円コーナーだった。
多分アナログのレコードを集めるようになったのは、22歳のころだ。レコード屋や古本屋のシングルの100円棚でアイドル歌謡を集めるようになった。最安値の頃だろう。ディスコの邦盤を集め始めたのもこの頃。このディスコのコレクションだけはいまだに続いてる。もう10年になるのか。
そしてそれ以外にも化粧品会社のイメージソングなどのレコードも収集していた。化粧品会社以外にもCMソングは見つけたらなるべく買うようにしていた。そんなとき例の曲に出会ったのだ。ピンときたサインは、クルマのCMソングというものだけだった(とっくにどこのクルマメーカーのCMソングだったかは忘れていた)。でもそれを見つけたときには「これはもしや」という予感があった。アムロ・レイが的の存在を感じたときのように目の前に白い亀裂が走り「ピーン」という音がした。
あわてて家に帰って聞いてみたら、やはりその曲だった。10年目にしてやっとのことだ。僕は辻仁成のあの名言をつぶやいた(省略)。
 
このように探していた曲に、ふと偶然出くわしてしまった経験は他にもいくつかある。不思議とみつかるものだ。

で、その鎌田英子さん、現在は名前を変えてボーカルスクールのトレーナーをやっている。一番上の方です。
http://www.hajima.co.jp/1-3_trainer2.html
やっと会えたね。