非モテラジオ聞いた

ラジオクリルタイ 第六回 公開収録@2006-05-06 vol.1:ラジオクリルタイ(仮)
ラジオクリルタイ 第六回 公開収録@2006-05-06 vol.2:ラジオクリルタイ(仮)

Vol1は竹熊さん加野瀬さんの恋愛論。Vol2は非モテ社会が何故生まれたかと、どうすれば非モテから脱却できるかという話。

僕は非モテはどこまでいっても自意識の話にしかならないと思っていたので、非モテというテーマ自体への興味が薄かったんだけど、これを聞いてそうじゃない非モテ論が垣間見れて面白かった。
ラジオから得られた知識と自分なりに考えた部分を混じえたまとめを書いておくと、非モテというのは80年代以降の消費社会から漏れた人たちということらしい。

竹熊さんは70年代以降のサブカルチャーの発生の話からはじめていたけど、80年前後からカップルを消費単位とした市場が主流となってゆく。それ以前の消費単位はニュファミリーだったけど、80年代にはそこからさらに一歩出て独身層になる。その層の最大の興味は当然恋愛。高級ホテル、海外旅行、ブランド物のプレゼントといった単価の大きい恋愛消費財がメディアを通して宣伝される。僕はまさに中学時代とかに当時のポパイとかを読んで、大学生は大変だなあと思っていた世代。クリスマスのデートにかける予算の平均が確か30万とかって普通にポパイには書いてあった。
で、これを女性にもたらすことができるのはマル金(当時の用語)男性のみ。彼らとその恩恵に預かれる女性以外は、この時代は消費者ですらないということ。部外者。簡単にいえば部外者が非モテになった。

ラジオではじゃあ脱非モテをするにはどうすればいいんだという話にもっていきたかったみたいだったけど、案の定その答えは出ない。新島に行けというのはもう遥か昔の話で、たしか噴火以降観光客が途絶えて閑散としてるんじゃなかったっけ?