一澤帆布騒動とドメインの問題

世事に疎い僕は“一澤帆布”というブランドすら知らなかったんだけど、この一澤帆布を巡るお家騒動が面白過ぎ。
顛末の詳細なんかはしたを見てもらうとして、

早い話が一澤帆布を支えてきた三男と、遺言状を後から出してきた長男による“一澤帆布”のブランドの跡目争い。結局、裁判の結果、三男は敗れ社長を解任され、長男が跡目を継いだんだけど職人達は三男について行き、一澤帆布の店舗の向かいに“一澤信三郎帆布”として店舗を構えた(昨日がそのお店のオープンだった)。

元からある一澤帆布の方は職人を失い、製造ができずに休業状態とのこと。結局裁判で負けた三男は人望を持って大逆転勝利を収めましたという話に収まりそうなんだけど、そんな長男側に光明があるとしたらウェブサイトのドメインの権利なんじゃないかと。

一澤帆布でググルと一番に
http://www.ichizawahanpu.co.jp/
が表示される。
実はこのichizawahanpuシーオージェイピーで飛べるのは、一澤帆布ではなく、三男が立ち上げた新しい一澤信三郎帆布の方。これを不法ドメイン占拠だと訴え出ればichizawahanpu.co.jpのドメインだけは取り戻せるはず。日本でもjaccs.co.jpなんかの判例も出ているし。