2005年で印象に残ったエントリー

マルハブロガー選出の「仕事やキャリアに役立ちそうなブログ」っていう質問はとても答え難いというか、みんながみんなIT系であるという前提の設問じゃ答え難いな。“職業:殺し屋”な僕的にはビジネスに役立ちそうなブログはタリウムの『毒殺日記』くらいだし。ま、それとは関係なく今年記憶に残ったエントリーで、見逃してる人にはぜひ読んでもらいたいものを挙げます。

大峰山炎上(内田樹の研究室)
http://blog.tatsuru.com/archives/001351.php

ある種の人権主義や市民派も相当に風向きが悪い。
それは、これらの社会理論が「弱者が『政治的正しさ』をかざしてふるう権力」に対する倦厭感を私たちの社会に瀰漫させたことに原因がある。

このエントリーでいろんなものが氷解した気がした。小泉ジャパンが激勝ちしたりしたのも、正論ばかり吐いてる弱者=民主党 に見えたからじゃないのかとか。

■かんきん大好き(深町秋生の新人日記)
http://d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI/20050518

こういうゲームだとかコミックなんかがいちいち槍玉に挙げられるわけなんだが、なぜいつもいつもこの手のモノが社会の悪役になるのかというと、理由は簡単。市場規模があまりにも小さく、弱っちいからであります。別に「悪」だからではないんですよ。

同感。今年はゲームファンの中でも規制論が沸きあがっていて悲しかった。

サントリーのコーヒー戦略に見る「下流マーケティング」(インサイター
http://blog.livedoor.jp/insighter/archives/50149561.html

2005年という年は、トヨタ・レクサスの上流マーケティングサントリー・ボスの下流マーケティングが開始された、日本階層化元年として記憶されるだろう。

今年を漢字ひとつで表すなら、まさに「層」なんだろうと思う。バブルとかいってるやつはいてもあまり景気回復とはいわれない。人によって景気の捉え方も違ってきてる。出版は斜陽だから景気云々は余り関係ないかも。


■「google=自民党」「はてな=小泉」「ブロガ=フリータ」 (好むと好まざるとにかかわらず)
http://plaza.rakuten.co.jp/catfrog/diary/200511240000/

グーグルが凄くって、アマゾンが凄くって君たち幸せになるんだっけ?という。で、そういう奴に限って「自民党に投票するフリータは自分で自分の首を絞めて馬鹿だ」とか言ってるんだよね

ネタに逃げずにちゃんと書いて欲しいテーマ。あと、猫蛙のひとはブログ界のあっちとこっちをつないでいる貴重な人材。あっちというのは「キャリアフォー!」とかいってる人たちのとこで、こっちとは「ウリャッホイ!」とかいってる僕らのこと。



■言っとくがな、相手は生身の女の子なんだぞ!(ゲームセンターに明日はあるの?)
http://d.hatena.ne.jp/Hayashida/20051024/1130167884

ブログはこうでなくちゃいけないと常々思う。



あと、
■特別賞:栗さま対決!
http://d.hatena.ne.jp/ykurihara/20050402
http://d.hatena.ne.jp/kurimax/20050402/1112421572