プロレスとナショナリズムに関するメモ
移動が多くて本を読む時間が取れたのでメモ。
官僚制度、時間の商品化、性差別、資本主義の4つから大衆を支配しようという儀礼がプロレスであるという社会学者の著作。
プロレス社会学―アメリカの大衆文化と儀礼ドラマ (JICカルチャー選書)
- 作者: マイケル・R.ボール,Michael R. Ball,山田奈緒子,江夏健一
- 出版社/メーカー: 同文舘出版
- 発売日: 1993/03
- メディア: 単行本
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ヒールvsベビーというプロレスの基本的な対立構図にナショナリズムを持ち込んだのはグレート東郷だったという話から、プロレスとナショナリズムの問題を追いかけるドキュメント。
悪役レスラーは笑う―「卑劣なジャップ」グレート東郷 (岩波新書 新赤版 (982))
- 作者: 森達也
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/11/18
- メディア: 新書
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日米間の太平洋戦争の構図を大日本vs新日本の対抗戦に持ち込み、東京ドームに手榴弾をぶらさげて軍艦マーチで登場したグレート小鹿の自叙伝。真珠湾奇襲の末裔としてジャップと罵られてアメリカを転戦した最後の男かも。
- 作者: グレート小鹿
- 出版社/メーカー: ベースボールマガジン社
- 発売日: 1999/03
- メディア: 単行本
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プロレスと天皇制はとてもよく似ている。ともに戦後のテレビ普及に貢献し、社会状況を映した縮図であり、ガス抜きのための装置であり、支配の道具でもある。その辺はまた後日。