「特報首都圏」ブログ特集、その後の騒動について

gotanda62005-01-24

NHK総合で1月21日に放送された「特報首都圏」のなかで、ブログの宣伝効果に目をつけて起業した村山らむねこと青山直美さんがとりあげられていた。
ブログをプロモーションに活用するビジネスで月に100万くらいの収益を挙げているという内容のナレーションとともに、映画配給会社から依頼を受け、映画の宣伝のためのレビューを請け負っているという場面が放送された。
青山さんが、複数の人気主婦ブロガーを集め「映画を観ていないが役者に注目している」とか「あえて批判っぽく書く役」といった具合にレビューの打ち合わせを行なっている映像だ。
この光景を見て、当然騙されたと感じた読者などから本人のブログに批判の声が集中。大半のコメントは削除されてるけど、一応こんな感じ。
http://www.wmstyle.jp/archives/2004/12/19_044029.php
ここのコメント欄では「神に誓って無償です」なんて言ってるけど、本人の別サイトではあっさり覆っている。

対価を得ているという言い方をテレビではされてしまいましたが、レビュアーとして評価されているという対価です。金銭的な報酬は一切いただいていないんですよ。これだけはどうしても言っておきたいです。捏造というものでもなく、評価されているというお金に変えがたい対価という気持ちが、対価という言葉だけが一人歩きしちゃったんでしょう。
http://lamune.cocolog-nifty.com/kaisha/2005/01/post_15.html

意味わかんないし(笑)。
「レビュアーとして評価されているという対価」って自分たちのレビューがいつ誰に評価されたの? これって映画のパンフにレビューを書かせてもらったということ?
「金銭的な報酬」をもらっていないというので、批判のトラックバックを送ってた人たちの一部は矛先を引っ込めた感があるけどそんな単純じゃまずいんじゃない? 
雑誌でも映画の紹介記事はそのほとんどがタイアップではない。でも、配給会社と仲良くしておくと大物俳優や監督が来日したときとかに便宜を図ってインタビューの時間を優先してくれたりはする。そういうギブ&テイクが一般的だと思うし、上のケースもマスでないブログに写真の掲載許可や試写状の手配などの便宜を図ってもらってるんじゃないかと思う。
そういう説明ですむところを、「評価」とかわけのわからないことを持ち出す辺りは、なにかうしろめたいんじゃないかと勘ぐらざるを得ない。
取り巻きが擁護のコメントつけてたりするのは新潟の震災のときにアフィリ目当てで主婦を扇動してたカリスマ主婦アフィリエイターの時と同じ光景。あからさまな隠匿体質が出ていて気にかかる。なんで主婦ブロガーたちが無償で役割が与えられたレビューを書いているのかなど、もうちょっと説明して欲しいなぁ。

【追記】関連リンク集
http://d.hatena.ne.jp/munekata/20050122#weblog