[ネット]2004年、ブログサービスのユーザーたちはいかに運営元と戦い、勝利を収め、時に敗れてきたか

 
 
もうどっぷり年末気分にひたっており、2004年を振り返りまくりな今日この頃。そういや、先週発表したブログ界流行語大賞の集計をしていて“ブログ・サービスを提供する側とユーザーの戦い”に関するワードが多かったことに気が付いた。

ジュゲムのサーバが落ちまくったり、ログが消えたりという騒動の最中に、能天気に自分の日記を更新していた社長のブログのコメント欄での出来事。荒れるコメント欄でイエイリ社長が「うるせ」と反応し祭りと化したという事件。
ちなみに最近も「しぺぺぺぺ!!」という社長のコメントが……。この人はほんとセンスあるなぁ。
ちなみに、イエイリ氏への

「家入お前!コメント欄なんかでびびってんじゃねーぞ。隊長を見ろ、全部スルーだぞ!」

発言の詳細はこちら→『日本全国・見たいもんはみたいぞの会』。日ごろ鬱憤を貯め込んでるJUGEMユーザーは必見。

はてながユーザーに住所登録をしないと、サービスを停止するという発表をして、ユーザーが騒いだという騒動。これははてな側のまさかの白紙撤回により一応は収まりが付いたけど、僕は正直はてな側の釈明は信じてなくって……まあいいや。

利用者は、弊社及び弊社の指定する者に対し、著作権等(著作者人格権の行使も含む)を行使しないものとします

というライブドアの規約変更が行われ、著作人格権は放棄できるものではないだろう多くのブログで議論が紛糾。後日ライブドア側が訂正して騒ぎは決着。

あと、この手の紛争で一番興味深かったのは、ドブログから追放された『ザイーガ』の事件。ドブログのサーバが落ちた言い訳に、「不正なアクセスツールによるアタック」という意味不明な言い訳をして、ザイーガへのアクセスを止めたというもの。詳細はこちら「ドブログ秋祭り」史上最悪の鯖撃沈による魔女狩り裁判の顛末を当事者が語る
他にもあったっけね? まあ、この手の騒動がブログの活性化につながっているんだけどね。ブログサービスの提供側は、ブログ全体を盛り上げるためにこの手の騒動を定期的に提供するべきなのかとも思う今日この頃。
 
【追記】なんと栗先生御自らコメントをいただいたので、ドリコム騒動を追加。僕はぜんぜん知りませんでした。
9月下旬に“MyPROFILE”をブログサービスにリニューアル。そのときのトラブルの模様は『[N]ネタフル』さん参照のこと。で、この騒動でのドリコムの社長(IKEMEN JAPAN!!)のコメント。

前述のように不眠不休状態は一ヶ月間続いており1週間家に帰れていない人もいます。家族がいて小さなお子さんもいるんい週末も帰れていない人もいます。しかし、彼らが定時に帰ろうが、休日を通常通り休もうが僕が給料を下げるなり、何らかのペナルティを科すことはないですし、それは彼らもわかっています。
それでも連日徹夜をして会社に泊まりこんで作業を続けているのは一刻も早くサービスの改善をはかっていきたいという強い思いがあってこそです。単にやらされているというモチベーションではこの状況には耐えられないと思います。
ドリコムブログを利用してくれている皆様へ

泣き入ってんじゃん! しぺぺぺぺ
あと、タレコミをいただいたので、言語センスが秀逸なイエイリたん語録を近いうちに企画しようと思います。こんなの知ってるぞという人コメントなり、メールなりくださいまし。