ボブ・グルーエン『ジョン・レノン IN NEW YORK CITY』展

gotanda62004-12-06

12月7日〜12月12日 at 日本橋三越本店新館7階ギャラリー
http://www.mitsukoshi.co.jp/john_lennon/
右の写真はジョン・レノンの写真でも最も有名な一枚。ジョン・レノンミュージアムの物販コーナーでもこれの復刻が作られているし、どこかの裏原系ショップもそれ以前に復刻していた。
これは写真家ボブ・グルーエンとのフォトセッション時に、スタジオの外のお土産屋の屋台に買ってきたモノで、グルーエンが袖を切ったらしい。ジョン・レノン アメリカでの日々
ちなみに僕はミュージシャンとしてのジョン・レノンにはほとんど興味はなくて、『ローズマリーの赤ちゃん』の舞台でもある、ダコタ・ハウスの前で『ライ麦畑でつかまえて』を持った狂信的ファンに殺されたポップ・イコンとしてのレノンフリークだ。なので、1971年ニューヨーク移住後のレノンについて書かれた『ジョン・レノン アメリカでの日々』は楽しく読んだ。ちなみに、ファンには受け入れ難い内容のようで、アマゾンのレビューなどを読むとこの本は嘘という事になっている。
しかし、レノンが、60年代末から70年代のカウンターカルチャーの現場にいたのは事実。アレン・ギンズバーグ、ジェリー・ルービン、ブラック・パンサーのメンバーとの交流、あとティモシー・リアリーへの協力などなど。国外退去を望む政府(FBI)と、それと対立するリンゼイ市長らニューヨーク市当局の争いなどがあったようだ。
多くのジョン・レノンファンはレノンの政治運動とこの辺の時代状況についてあまり理解してないんじゃないかな? あ、僕の勝手な思い込みですけど。例えば、ジョン・レノンミュージアムの解説なんかでも、“ベッド・イン”が当時の“Be-in”のパロディだったということすら触れてなかったりするし。