役に立たない事典
家の親父は辞典収集家で、実家に帰ったら書棚に『ドラえもんひみつ道具大事典』とかが並んでいて驚いたりする。それ俺も持ってるよ! と血は争えないなあと。てなわけで、ごく一部の専門的な職種の方やマニアにはめっぽう役に立つのかもしれないけど、大半の人にはまったく役に立たないであろう事典を集めてみました。ちなみに、僕は下に挙げた事典の半数以上は所有しています(仕事で重宝した経験もあり)。そして、家の親父も所有していると思われます。
『最新版 ドラえもんひみつ道具大事典 (ビッグ・コロタン)』
イラスト入りなのでわかりやすい。収録話の記載が欲しかった。アイデアに詰まったときに役立つかも。
『世界の映画ロケ地大事典』
これは欲しいんだけど高いからまだ買ってない。海外旅行好きにはいいかも。僕は旅行嫌いなので、わざわざ言葉の通じないところに行こうとは思わないけど。
『鉄腕アトム大事典 (知恵の森文庫)』
アトムに登場した全キャラクターを紹介している収録話数もきちんと調べてあって役に立った。
『アメリカ・ポップカルチャー事典』
有名なスターの略歴くらいはわかるけど、カウンター・カルチャーに弱い。内容はいい加減。例えばアレサ・フランクリンだと「歌手。デトロイトのバプティスト教会の牧師の娘で、リズム・アンド・ブルース」を歌うためにニューヨークへ移るまでは協会でゴスペルミュージックを歌っていた。1960年代には「ソウルの女王」と呼ばれ、1967年の代表曲『リスペクト』のように100万部売った歌がいくつかある。」と記載されている。「いくつか」っていくつなんだよ!
『西部劇を読む事典 (生活人新書)』
正確には事典じゃない。西部開拓史を映画から辿るという内容は面白いけど。巻末に代表的な西部劇のガイドと用語集が付いている。
『誕生日事典』
古今東西の有名人の誕生日が載っている。占い師ならちょっとは役に立つかな。話の種くらいには。いやそうでもないか。
『お人形事典―ファッションドール編 (Dolly Dolly Books)』
バービーやリカちゃんの写真が掲載されてるオールカラーの事典らしい。これは持ってない。
『クトゥルー神話事典 新訂版 (学研M文庫)』
ラブクラフトが残した架空の神話“クトゥルー”にまつわる事典。ぼくはクトゥルー神話にははまりませんでした。デビルマンを先に読んでしまったので。クトゥルーよりもボコノン教の経典とかがあったら欲しい。
『スケルトン・キー―グレイトフル・デッド辞典』
60年代のグレイトフル・デッド廻りのカルチャー一般のことが詳しい。アシッド・テストとか。