ジャケ買い百選『少女』

少女
五輪真弓『少女』
オリンピック期間中ということでこの人です。
レコード屋に関する思い出話を少々。7,8年以上前のレコードマップをお持ちであれば、下北沢一番商店街の最深部に『モッキンバード』(確か)というレコード屋が掲載されているのを確認できるはずです。ここが、ぼくの一番好きなレコ屋でした。
レコ屋といっても半分は古道具屋で、60年代の古着なども一緒に漁れるのが魅力。ここの店では主に70年代の邦楽と、60年代の洋楽ポップスのドーナツ盤が充実してました。置いてある枚数が少ない分、チョイスは洗練されていました。そして、10枚に一枚くらいの割合で値段の横に「Nice!」の文字が書かれています。この店のレコメンドのしるしでした。僕は、このNice!の文字には100%の信頼を置いていました。客と店の間に芽生えた信頼関係。しかし、そんな蜜月関係は、そう長くは続きませんでした。今から5,6年前くらいに店は閉じてしまいました。
この店で出会ったレコードの中で、もっとも印象に残っているのが、五輪真弓の『少女』です。眉毛のない写真のホラーじみたジャケですが、いかにも名盤の匂い。だけど、当時の僕(二十歳くらい)には五輪真弓といえば『恋人よ』しか知らなかったし、このアルバムにキャロル・キングが参加していることも知りません。でも、値段の脇には他よりもやや大きな字で「Nice!!」と書かれていました。もちろん買いました。もちろん中身は当たりでした。